MTAセメント治療

本日は、マイクロスコープを使ったMTAセメント治療(保険外)を紹介していきます。

 

症状はありませんが、極めて深い虫歯です。



神経が出ないように、虫歯をある程度取ります。

青く染めた部分は、虫歯です。


次は、隔壁(かくへき)といって、壁をプラスチックで作ります。


次はラバーダム(ゴムのシート)をかけて

歯の神経に唾液等が触れないようにしてから

虫歯を完全に取り除きます。

 

ここからはマイクロスコープの画像です。

下の写真は、神経が出た所です。

 


通常であれば抜髄(神経を取る)治療が必要ですが

今回はMTAセメントで直接覆髄を行います。


MTAセメントをつめました。


仮のふたをして、1週間待ちます。

MTAセメントが硬化していれば、歯の詰め物を作成して終わりです。

 

従来の直接覆髄によく使われていた、

スーパーボンドは、水分があると封鎖性が悪くなります。

水酸化カルシウム製剤には、封鎖性がありません。

 

 

神経は生きているため、乾燥させるのは困難です。

また神経から、水分も出ます。

 

MTAセメントは、むしろ硬化に水分が必要で(コンクリートと同じ)

高い封鎖性があります。

 

そんなすばらしいMTAセメントの

唯一の欠点は、価格です。

 

1gで約1万円という価格の為、保険診療では出来ません。

 

また、MTAセメント後の、詰め物、かぶせ物の作成は保険外となります。

 

すでに、ズキズキしている場合は、神経が感染しているため

MTAセメント治療は不可能です。

 

神経を残す場合は早めに来院してください。

 

2018年01月01日